津軽塗について

津軽塗とは

弘前市を中心に、青森県津軽地方で生産される伝統漆器です。

漆器としては、福島県の会津塗や石川県の輪島塗と並んで、全国で初めて経済産業大臣指定伝統的工芸品に選出されました(1975年)。

また、現在に至るまで青森県では唯一の同大臣指定伝統的工芸品でもあります。

まさに、青森県を代表する伝統工芸品であると言えるでしょう。

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特徴

青森県は本州最北端に位置し、温帯動植物の北限と言われています。すなわち、漆器制作に欠かせない漆樹生育の北限でもあります。

津軽塗は、日本各地の漆器の中でも最も堅牢とされていますが、それはこの、北限という厳しい環境で育った漆を原料として使っているからだと言われています。また、津軽塗の木地には、日本三大美林の一つとして有名な青森ヒバが用いられています。

さらに津軽塗の特色として、「研ぎ出し変わり塗り」という技法が用いられることが挙げられます。これは、幾重にも塗り重ねた漆を平滑に研ぎ出して模様を表す方法で、この繰り返しに数十回の工程、二か月以上の日数を費やします。この、時間と手間を惜しまない作業のために津軽塗を指して「津軽の馬鹿塗り」と揶揄されることもあります。しかしここには、雪国ならではの実直で粘り強い津軽人の気質が表れているのです。

津軽塗が、津軽という土地の風土とそこに暮らす人々の気質に根差した文化である、ということがお分かりいただけるのではないでしょうか。


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